どうも、ひらくです。
もうすぐ世界陸上開幕ですね。
僕は中、高、短大と合計8年間陸上部に所属していて、
走り高跳び、走り幅跳び、三段跳びの三種目が専門でした。
なので、世界陸上やオリンピックは毎回楽しみに観戦しています。
なのですが、
僕の大好きな走り高跳びがあんまり放送されない!
今日はそんな走り高跳びの魅力について、また熱く長く書きます。
まず、走り高跳びがあまり放送されない不人気種目である理由は2つ考えられます。
1、すごさが伝わりにくい種目だから
例えば、100メートルのように誰でも経験したことのある種目であれば
その記録がどれほどのものなのか、誰にだって解ります。
ですが、走り高跳びはあまりやったことのない人が多いように思います。
しかも、マット等たくさんのおおがかりな器具がが必要で、
そのへんでちょっと跳んでくるってわけにもいかず、
あまり日常的にできるスポーツではないということもあり
実際その記録を言われてもそれがどれくらいすごいのかわかりにくいんでしょう。
2、スター選手がいない
実は走り高跳びは世界記録が20年間破られていません。
100メートルのウサイン•ボルトのように世界記録を
次々に塗り替える選手がいないのです。
しかも、日本人選手が世界で最も勝ちにくい種目でもあります。
走り高跳びの世界記録保持者はハビエル•ソトマヨル(キューバ)。
1993年樹立です。
記録は
2m45
どうですか!すごくないっすか!
当たり前ですが、棒使ってないですよ!
棒を使うのは棒高跳びですよ!
まあ、1で述べた通り、このすごさが解りにくいんだなあ。
2m45がどんな高さなのか?
いちばん解りやすいのがサッカーゴールです。
公式試合のサッカーゴールの高さは2m44。
それより1センチ高い。
それを、飛び越える。何にも無しで。
すごくないっすか?
ん?イメージできない?
じゃあ、動画で見てみましょう。
いやー、やっぱすごい。
この年は彼のような選手がいたので、ソトマヨルといえば走り高跳びの世界記録保持者
っていうことが広く知られていたそうです。
ちなみに日本記録は醍醐直幸選手(富士通)で
2m33です。
まずは動画から
2006年の記録です。
走り高跳び13年ぶりに塗り替えられた日本記録です。
記録でみると、ああ、やっぱ世界に届かないのか感があるんですが
実はこの醍醐選手はある意味ソトマヨルよりも高く跳んでます。
どういうことかというと
走り高跳びは、身長がダイレクトに関わる種目なのです。
ソトマヨルは身長が195センチあります。デカイ。
jizueの山田よりデカイ。
一方、醍醐選手は182センチしかありません。
これでも一般的には高い方だと思うんですが、走り高跳びの選手としては
日本人の中でも大柄な方ではありません。
つまり、195センチのソトマヨルが2m45を跳ぶことと
182センチの醍醐選手が2m33を跳ぶこと。
身長プラス何センチ跳んだかということを考えれば、実は醍醐選手の方が
1センチ上回っています。
なのですが、結局何センチのバーを飛び越えられたかを競う競技なので
やっぱりソトマヨルが上なんです。
世界的にみて身長が低い日本人は、なかなか世界で勝てません。
世界記録がなかなか塗り替えられない上に
日本人で世界で戦えるスター選手が生まれにくい種目
であるがゆえ、日本国内でなかなか注目されにくいのが
走り高跳びという種目の現状です。
注目されない種目は選手層が薄くなります。
選手層を厚くする為には注目を集める競技である必要があると思います。
さて、話は変わりまして、
ここからは今年の世界陸上、走り高跳びの魅力について。
先ほど、身長の話を書きましたが、スウェーデンにはこんな選手がいました。
ステファン•ホルム
アテネオリンピックの金メダリストの彼はスウェーデンではスターです。
しかも、走り高跳びの出場者の中で最も身長の低い選手の一人だったのです。
彼の身長は181センチ。
ベスト記録は2m40(室内)。屋外でも2m37という記録を持っています。
身長+何センチという話になれば、彼は世界記録保持者です。
そんな彼のジャンプを分析した動画が、走り高跳びという競技のメカニズムを
実に解りやすく説明しているので、こちらをご覧下さい。
お解りいただけましたか?
走り高跳びというのはとても不思議な競技で、
地面を蹴って跳び上がるのではなく、踏切をきっかけに助走スピードを
上昇力に変える競技なのです。
脚力も大事ですが、踏切の瞬間に体を一本の棒にする為に
腹筋や背筋といった体の軸の筋力もそれ以上に大切です。
ホルムはそれが世界一上手い選手だから、通常あり得ない高さを跳ぶ事ができたのです。
そんな彼はこんな練習をしていました。
すごすぎ…
幼い頃から走り高跳び一筋、全てを捧げた走り高跳びで得たオリンピックの
金メダルでした。
っていうのを踏まえた上で
こちらをご覧下さい。
なんて下手なんだろう…
彼はドナルド•トーマス(バハマ)。
元バスケットボール選手で、この大会時、走り高跳び歴は
2年にも達していなかったのです。
でも、2007年の世界陸上で優勝したんです。
さっき書いた走り高跳びの技術やメカニズムをほとんど無視して
脚力や身体能力にモノを言わせた跳び方で世界一になりました。
ちなみに彼がはいているスパイクは走り高跳び用ではありません…
彼の登場で、走り高跳びは新たな時代に突入したような気がします。
世界には、探せばまだまだこんな人間が沢山いるんじゃないか。
ベリーロールから背面跳びに技術革新がおこったように、
また新たな何かが発見されるんじゃないか。
かれの跳躍にはそういうことを思わせてくれるすごさがあります。
20年破られなかったソトマヨルの世界記録を破る人間が
そろそろ現れるんじゃないでしょうか。
で、今年の世界陸上ですよ。
今年の世界陸上は走り高跳びがすごい!
この2人の選手が今年マークした記録がすごい!
なかなかこんな選手が一度に2人も現れることなんて無いし
今年の世界陸上は、歴史的瞬間が観れるかも!
ムタズ•エサ•バルシム(カタール)
高い身長細くて長い手足。
彼は先日アジア記録を樹立しました。
記録は2m40。
世界記録まであと5センチ!
で、彼の跳躍がこれ
技術的には荒削りだと思うんですが、最後の踏切からクリアにかけての動作は天才的。
ちょっとでも何かが改善されればすぐに記録が伸びそうな気がします。
あと、スト2のダルシムっぽいよねー。名前も見た目も。
そしてもう一人。
ボーダン•ボンダレンコ(ウクライナ)
今期世界最高を先日マークしました。
記録は2m41!!!!
世界記録まであと4センチ!!!!
最後に2m46に挑戦して失敗。
でも、惜しい!
そしてこの2人、まだ若いんです。
バルシムが22歳、ボンダレンコが23歳。まだまだこれから記録が伸びる年齢です。
となると、どうしても今年の世界陸上は走り高跳びに注目してしまう。
だからおねがい!
今年は日本人選手出て無いけど
予選からたっぷり放送してください!!!!
お願いします!
長々と書きましたが、いまだに夢に見る程走り高跳びが好きです。
あー、久しぶりにやりたいな。
でも、跳べなさにがっかりするんだろうな…
さて、日がせまってきたので告知です!
我らbud musicの5周年記念ライブ、まずは今月京都です。
2013.8.17(sat) @ 磔磔&MTRO (京都)
bud music & α-STATION W Anniversary Special Live
各会場ご来場頂いた方全員に、所属アーティストの新曲を収録した、
5周年記念レーベル・コンピレーションCDをプレゼント!
5周年記念レーベル・コンピレーションCDをプレゼント!
Ticket:
2会場通券 5000yen(特典CD付)
※ご入場の際別途ドリンク代(500yen)が必要となります。
※チケットは、チケットぴあ(0570-02-9999/Pコード:780-588)、
ローソンチケット(0570-084-005/Lコード:55841)、e+(http://epuls.jp)、
JAPONICA Music Store(075-211-8580)にて6月15日より販売。
2会場通券 5000yen(特典CD付)
※ご入場の際別途ドリンク代(500yen)が必要となります。
※チケットは、チケットぴあ(0570-02-9999/Pコード:780-588)、
ローソンチケット(0570-084-005/Lコード:55841)、e+(http://epuls.jp)、
JAPONICA Music Store(075-211-8580)にて6月15日より販売。
各会場前売 3500yen(特典CD付)
※ご入場の際別途ドリンク代(500yen)が必要となります。
※チケットは、チケットぴあ(0570-02-9999/Pコード:201-755)、
ローソンチケット(0570-084-005/Lコード:55793)、e+(http://epuls.jp)、
JAPONICA Music Store(075-211-8580)にて6月15日より販売。
※ご入場の際別途ドリンク代(500yen)が必要となります。
※チケットは、チケットぴあ(0570-02-9999/Pコード:201-755)、
ローソンチケット(0570-084-005/Lコード:55793)、e+(http://epuls.jp)、
JAPONICA Music Store(075-211-8580)にて6月15日より販売。
【第1部】@ 磔磔
open 17:00 / start 17:30
Live:
Nabowa
次松大助
長谷川健一
tio
Nabowa
次松大助
長谷川健一
tio
【第2部】@ METRO
open 21:00 / start 22:00
Live:
Nabowa
jizue
SOFT
Based On Kyoto
Nabowa
jizue
SOFT
Based On Kyoto
DJ:
MAMEZUKA(JAMs/ROCK YOU!)
SHINYA(NNNF/JAPONICA)
BAN(bud music)
MAMEZUKA(JAMs/ROCK YOU!)
SHINYA(NNNF/JAPONICA)
BAN(bud music)
METRO
主催:YUMEBANCHI
企画・制作:bud music
後援:α-STATION
企画・制作:bud music
後援:α-STATION
全員プレゼントのコンピ、めちゃくちゃ良いですよ!
皆様是非、お越し下さい!
ちなみに世界陸上男子走り高跳び決勝は8月15日!
ではまた!
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